「う~~~~~~」というサイレンがなって、
画面に「小山台」の文字が出たときは震えた。
だって、それを夢見た小さい頃の記憶が蘇ったし、
実際に見れるなんて思ってなかったから、
本当にその時が来たんだと思った。
初回裏1アウト3塁、雪谷の時と同じかと思ったけど、
4番、5番を抑えた時に、
「おっ!これはひょっとするといい試合になるんじゃない?」
と思った。
2回、フォアボール、フォアボールと続いた時、
やっぱり嫌な予感がした。そこからの満塁ホームラン。
ああ、5点。これは大変だと思った。
その後、履正社の溝田くんの出来がどんどん良くなって、
ヒットどころか、塁に出ることすら出来なかった。
悔しかったよ、だってボールが外野に飛ばないんだもん。
それに比べて、履正社のバッター、
体つきがぜんぜん違うよ。
たぶん、これまでにバットを振ってきた数が違う。
それにスローイングを見たって、
ぜんぜん違うよ。
たぶん、これまでに球を捌いてきた数が違う。
甲子園で勝ってより上に行くことを目標にしてきたチーム、
甲子園に出ること(地区大会を勝ち上がる)を目標にしてきたチーム、
もうはっきりとパワーが違う。
それでもさ、期待してた。
なにか起こるんじゃないかと。
でも現実はそこまで甘くなかった。
それでも選手たちはすごく頑張ったと思うし、あのプレッシャーの中、
大きなミスもなく戦えたことはすごく大きいんじゃないかなと思うし、
伊藤くん、8奪三振「奪三振率大会NO・1」の名前に恥じない姿を見せられたんじゃないかなと思うし、
これだけ多くのOBが現地まで足を運び、夢を見させてもらったってすごいと思う。
だからこそ、悔しい。
選手たちはもっと悔しいと思う。
でも、一旦挑戦が出来たってことは
次は明確に「甲子園で校歌を!」と目標が出来たんだと思う。
だからこそ、その悔しさと新しい目標を胸に
頑張ってもらえるといいなと思いつつ、
やっぱり
「ありがとう!」
ですね。
そして、楽しみは未来に取っておこう!
ということで。