まちだ、ウルサイやめないってよ!

ウルサイの3年目が終わりました。

昨年の4月に今年ウルサく出来なかったら、
看板を下ろすと宣言しました。
そこからの1年を振り返ってみたいと思います。

今年は正直、売上としては
起業からの3年で、一番良くありませんでした。
特に後半は伸び悩みましたね。。

理由はいろいろ考えられると思うのですが、
いろいろな関わり方の変化だと思います。
これは来年への課題だと思っています。

それでもそれを上回るものを得ることが出来ました。
それは大森での活動です。

昨年の4月、自由が丘でお店を出すのを断念し、
大森のアキナイ山王亭でということは決めたものの、
具体的にイメージがあるわけではありませんでした。

そんな状態から、この1年試行錯誤で色々やってきました。
かき氷屋やったり、まちのおもちゃ集めたり、
木の看板作ったり、リトルアキナイやったり、
汁フェスやったり、チーズフォンデュのオブジェをダンボールで作ったり、
地獄谷で飲んだり、ションベン横丁で飲んだり・・・

そんな活動を通して、商店街の野口さんや高野さん、
石巻マルシェやみまーもさんのメンバー、
そして大森コレカラカイギのメンバー、
そんな仲間たちが出来ました。

最初はたぶん、よそよそしかったし、
こいつは何者だろう?と思われていたと思いますが、
一つ一つのイベントを通して、真剣に向かうことで、
ようやく出来てきたものなのではないかと思います。

この仲間たちは受発注のようなお金が絡む関係ではなく、
「まちを盛り上げたい!」という意志の元で集まった関係、
だからこそ大事にしたいと思える関係になりました。

おしゃれな建物建てて、外部のタレント呼んできて、
盛り上がるほど、まちは甘くないと思うし、
そんなものにはボクは全く興味がありません。

お金を使って、盛り上げるのではなく
今あるものを使って、まちを盛り上げる。

そういう明確な目標が出来たこと、
そしてその一歩を踏み出せたことが
この1年の意味だと思っています。

「地域には資源が埋め尽くされているんだよ!」
とは、かの徳川埋蔵金で有名な糸井重里似(嘘)のボクのコトバです。

でもまだ何も始まっていません。
これからが本当の勝負だと思います。

掘って掘って掘り尽くす!
むかしダグダグトーンというバンドをやってましたが、
こんなところでつながるとは、同じ人間が考える故ですね。

話は脱線しましたが、最後に、
よく商店街の高野さんが言う、
「イベントで一日に300人来るよりも
10人が毎日来る場所にしたい」

派手さは無くても、じわじわと火がついていく
そんな打線を目指して、外部の団体とも協力しつつ、
お互いの良いところを存分に引き出しながら、
来期も頑張って行きたいと思います。

そして、本業であるインターネットの力も今まで以上につけて、
これまでやってきたことがこう、ぐるぐるとスパイラルするように絡めていかないといけないですね。

ということで、来期も「ウルサイ」存続です!

今年関わってくださったみなさま、
ありがとうございました!
来期もどうぞ、よろしくお願い致します。

そして関わってない人は是非、
今年は関わりが出来るようにしたいので、
どうぞ、よろしくお願い致します。

2014年3月31日 町田 佳路