HTMLの超現代語訳

先週の水曜日、ぼくが大好きだった社長さんが急逝した。
会社を始めたころに出会い、それから仕事はもちろん、いつも打ち合わせを6時に設定し、そのあとご飯に行くのが何より楽しみだった。年齢は20近く違うのに時に友達のように接してもらえることが何より嬉しかった。

調布にある美味しい店を周り、行きつけのスナックに行く。そんな夜が楽しかったし、社長の振る舞い、言動、風格、全てにおいてカッコいい先輩であった。おしゃれにでも豪快に笑う、どんなことがあっても笑うことができる、そんな先輩が大好きだった。

仕事の相談はもちろん、会社のこと、家族のこと、子どものこと、とにかく色々な話をした。初年度は会社の忘年会にまで読んでいただき、チャリを景品でゲットしたのももう、5年も前か、、

いつも調布ではご馳走していただいていたので、いつかお返しがしたいと昨年一度大森まで来ていただき、串カツを食べ、地獄に降りた。初めてご馳走することができた。

まだ54歳、前回お話した時「子どもの教育費も払い終わったし、これからかなー」と話していた矢先、残念すぎます。

やはり、人の要求に応えるのではなく、自分のやりたいことをやる。代わりにはならないけど、意思をつぎ、新しい事業に力を注ぎたい。もうダサいとか周りを気にしている場合ではない。

奇しくも学校をリリースした日にこんな訃報を聞くだなんて。さみしすぎるよ。

心からのご冥福をお祈りいたします。
伊藤さん、ありがとうございました。
あなたのぶんまで生きたいと思います。

■新しいサービス「MobilExSchool(モバイルスクール)」

そして、そんな訃報を聞いた日に出したサービスが「モバイルスクール」です。

なんの因果か、これまでずっと「モバイル」の仕事をして来ました。
初めてモバイルの仕事をした時、当時はガラケーでしたが、
「常に自分と一緒にある」と言う面がとても魅力的で、
PCサイトなどの派手な面に比べると表現できることは少なかったけど、
それでも惹かれたのはそれが理由でした。

今回の学校のコンセプトは「移動して体験する」です。
言ってしまえば、「旅」であり、「移動教室」ですね。
そして移動は「差異」を作るためにあります。
すなわちなんども言いますが「売る差異(ウルサイ)」です。

そして〇〇体験のようなものもやりますが、
人に会うことだったり、そのまちにある課題を解決することだったり、
誰かを喜ばせるためにサプライズを作ってみたり・・・
様々な体験を用意したいと思っていますし、今いろいろなお店や人に説明していますが、
とても好評で、今後の展開が非常に楽しみです。

自分の居場所を知ることから始め、
そこあるものを知り、そことの組み合わせでより高い価値を作っていく。
これは子どもから大人まで老若男女関係ないことだと思っています。

これからの時代、AIが進めばきっと仕事が変わっていきます。
2019年実施に向けて「働き方改革」がいよいよ国会を通りそうですが、
社会が変われば僕らも変わりますが、その前に動き出したっていいんじゃないかと思うわけです。

そんな姿勢を作るための学校が「MobilExSchool」です。
これからどんなことが起こるかまだまだわかりませんが、それでも前に進んでいけるよう頑張りたいと思います。

僕の知り合いの皆さまにもぜひ先生をやっていただきたいと思っています。
どれかのジャンルで「先生」だとしても、違う分野では「生徒」になる。そんな一方通行でない、双方向。
よくネットでも双方向と言いましたが、そう言った意味での双方向を作っていきたいです。

大学生の頃初めて「HTML」に触れた時、
リンクしていく感覚に酔いました。
ものが繋がっていく感覚、なんかずっとインターネットにいると忘れてしまいがちですが、
その感覚を取り戻すための試みです。

■第一弾企画は「笑い」

そのモバイルスクール、第一弾スポット企画は
この春からウルサイの業務を手伝っていただいている、
お笑い芸人であり、構成作家である「佐藤満春」さんと「笑」の体験です。

「現役お笑い芸人による笑いの体験」 by 佐藤満春

体験は商店街のお店にもご協力頂いて進めますが、
それ以外にも飛び出します。
そしてそれがきっと商店街に戻ってくる、リンクしてくる。
そんなハイパーで繋がっていくものを見せていく(=HTMLの超現代語訳)。

僕はそんな世界をともに進める健太郎くんと作っていきたいです。

MobilExSchool(モバイルスクール)

17498795_1838014716449813_5598836178009527150_n